2022年活動報告

郡山支部だより

〜技と山の二刀流な人生とは〜 会津支部会員・長谷川俊治氏を訪ねて

郡山支部 佐藤 健

今夏の猛暑一段落した9月下旬、前々からチャレンジしてみたかった飯豊連峰へ一泊二日の山小屋泊の旅に、郡山支部の鈴木輝昭くんと行ってきました。

「福島県の山」というガイドブックに載っている山はすべて登り終え、残る最後は県内屈指の名峰 飯豊山。なんとも感慨深い山旅となりました。飯豊連峰は、標高も高く、夏でも豊富な残雪と目の前いっぱいに広がる絶景、そして多くの高山植物を楽しむことが出来ます。しかも、この飯豊山には山小屋がいくつもあるのですが、その中の一つ切合小屋を経営している方が、会津支部会員である事を聞き、どんな方か大変興味がわいたのでお会いしてきました。

片道6時間半ほどかけてたどり着いた山小屋にて、念願の長谷川さんと対面。いくつかの質問に快くお答えいただきました。とても気さくな方で、他の登山客にも大変慕われており、長谷川さんに会うために登ってきたよと話されていた方もいらっしゃいました。元々長谷川さんの父親が管理していた小屋を4代目として引き継いだとのこと。登山シーズン中は7回ほど喜多方市内の自宅と行き来し、特にわき水やトイレの管理に苦心しているようです。

そんな長谷川さんが山小屋の運営が大変ながらも今後守りたいものは、何より飯豊山の手付かずの自然であり、そして切合小屋でのたくさんの人達との出逢いだと教えてくれました。質問の最後に、これから社会に出る学生たちへメッセージを頂きました。

「一度の人生、せっかくその仕事を頂いたのなら一生懸命やることです。」

歯科技工と山の管理人という二つの仕事に賢明に向き合っていく生き方に大変感銘を受けました。コロナ禍やウクライナ侵攻など暗いニュースが多い昨今、誰しもが大変だからと簡単にあきらめてしまいそうなところを、困難を受け入れ前向きに自分の出来る限りのことをしていく。ぜひ私も見習いたいことだと思いました。今後もお身体にはくれぐれも留意し、二刀流な人生を全うして欲しいと思います。

みなさんもぜひ体力をつけて切合小屋へ泊まりながら飯豊山を登ってみて下さい。雄大な景色と絶品のカレーライスがあなたを待っています。ぜひご堪能あれ!

会津支部だより

会津支部支部長 五十嵐 博

時下、私達会津支部はコロナ禍の影響で3年間活動を自粛して来ましたが、今年からは少しづつ再開できるのではないかと考えています。そこでいままでやっていた支部の1年間の活動を月ごとに書いてみたいと思います。

  • 5月 総会
  • 6月 三歯(歯科医師、技工士、衛生士)合同役員会
  • 7月 ドライブ会(会員の親睦を兼ねて、三、四台の車で一泊二日の旅行)
  • 8月 歯科医師会による歯科衛生助手認定講習会の手伝い
  • 9月(スライド説明後、石こう練和、注入の練習)
  • 10月 会津若松市主催健康まつり参加
  • 11月 学術講習会とそば会
  • 12月 パラデンタルレクリエーション大会(ボウリング、懇親会)
  • 1月 新年会
  • 2〜4月 役員会、会計監査

以上、1年間の主な活動内容を書いてみました。
未会員のみなさん一緒に旅行に行ったりまたお互いの情報交換で仕事にプラスになることがあると思います。
よろしくお願い致します。

いわき支部だより

秋のレクリエーション

いわき支部担当

10月23日(日)いわき市小名浜港にてディクルーズを楽しみ、場所を四倉の「ワンダーファーム」に移動し海鮮BBQを満喫する催しが、いわき支部の担当で、行われました。

参加人数が予定より少なかったのが少し残念でしたが、なかなかいわき支部の会員でさえクルーズは未経験で、群れ飛ぶカモメに童心に戻り餌やりに興じました。

約一時間の遊覧後、場所を「ワンダーファーム」に移し海鮮BBQを堪能し、ゲームで賞品を頂き普段の忙しい仕事から解放された秋晴れのつかの間の一日でした。

いわき支部の役員の皆様、趣向を凝らした催し、本当にありがとうございました。

「歯科補綴物制作過程等の情報提供推進事業」研修会

厚生労働省委託

令和4年11月20日(日)郡山市のビッグパレットふくしまに於いて表記の厚生労働省委託事業研修会が行われました。海野県歯科医師会会長、丹野県歯科衛生士会会長、森野日技会長をお迎えし県内の歯科技工所管理者が40数名が集まり、厚生労働省医政局歯科保険課の大坪真美氏、同じく保健局医療課の管理官、宮原勇治氏、日技より大西尚之常務理事のお三方にこの事業の意義、必要性などを解説していただきました。

患者さんに「この白い歯は、この義歯は、どこの技工所で作られたのか」知る権利と、技工物の安全、安心を担保するための情報を提供する為の事業推進であることを歯科保健課の大坪真美氏が、診療改正時に決まるパーセント内に収めるための苦労するやりくり方、また私たち歯科技工士の一番聞きたいところ、所謂7対3にどうして(おおむね)がついたのかなど、材料費を含まざるの7-3なのか、含まないでの7-3なのか、保険の点数にはない義歯の試適、排列などの行為をどう按分するか、厚労省としての見解を保健局医療課の管理官、宮原勇治氏に示してもらいました。日技の大西尚之常務理事には関係法規を中心に解説していただきました。第八波が蔓延する中、感染予防を徹底しながらの厚生労働省委託事業でした。